03.興聖寺コース
曹洞宗の寺院で、1233年(天福元)道元禅師が禅道場として深草に開創されました。旧勢力の圧迫で福井に拠点を移したため廃れましたが、1648(慶安元)淀城主永井尚政により永井家の菩提寺としてこの地に再興されました。 淀藩は伏見城が廃城された後、山城唯一の城として京都を守るとともに、尚政は後水尾天皇に輿入れした徳川和子と、兄徳川家光の架け橋でもありました。本尊釈迦牟尼仏は開祖道元の作で、本堂は、伏見城の遺構と伝えられます。鴬張りの廊下と、落城時の将兵の血のりの手形、足形が残る天井などがあります。宇治川沿いの石門から龍宮門に続く参道琴坂は、新緑、紅葉の名所として多くの人が訪れます。
コース紹介
所要時間:2.5時間
歩行距離:2.5km
JR宇治駅 宇治橋商店街(茶商、茶農家、御茶師長屋門) 宇治橋(紫式部像、三の間) 通圓茶屋 宇治神社 源氏物語宇治十帖モニュメント 興聖寺(拝観料)

オプション
橋寺宇治橋断碑(有料)
スポットガイド
紫式部像
紫式部像
宇治橋西詰に「源氏物語」の作者紫式部と宇治十帖最終の夢の浮橋の古跡があります。45帖橋姫の古跡は、少し離れた橋姫神社にありますが、橋姫神社は江戸時代には紫式部像と反対側の橋のたもとにありました。明治になって洪水で流され、現在地に移転。時代とともに変化をしながら受け継がれています。
橋寺宇治橋断碑
橋寺宇治橋断碑
宇治橋のお守りをするために設けられた橋寺には、宇治橋建設の経緯を刻んだ「宇治橋断碑」が保存され、重要文化財に指定されています。江戸時代に発見された碑の一部と、文献を参考に再現された碑で、646年(大化2)に道登が宇治橋を架橋したと記されています。