01.平等院コース
平等院は1052年(永承7)に関白藤原頼通が、父道長より譲り受けた別荘を寺院としたものです。鳳凰堂(阿弥陀堂)と庭園は阿弥陀如来の西方極楽浄土を表わすと言われ、1994年(平成6)世界文化遺産に登録されました。堂内には仏師定朝による阿弥陀如来坐像が安置され、壁や扉には来迎の様子が描かれています。長押の上には阿弥陀如来に従う極彩色の菩薩が音楽を奏で、舞い踊り(雲中供養菩薩像)浄土そのものでした。 境内に設けられた平等院ミュージアム鳳翔館には、鳳凰堂の内部を再現した九品来迎図や国宝の鳳凰や梵鐘、雲中供養菩薩像26体などが収められています。
鳳凰堂は十円玉や郵便切手などに使われ、人々の日常生活に溶け込んでいます。
(鳳凰堂写真:平等院提供)
コース紹介
所要時間:2.0時間
歩行距離:3.5km
JR宇治駅
宇治橋商店街(茶商、茶農家、御茶師長屋門)
宇治橋(紫式部像、三の間)
平等院表参道(香の道)
平等院(拝観料)
鳳凰堂内部拝観(有料)
オプション
スポットガイド
宇治橋商店街
宇治橋商店街
宇治橋商店街は室町時代に開かれた道で、江戸時代には幕府から特権を与えられたお茶師の屋敷が軒を連ね、代官所なども置かれた中心街でした。上林春松家はお茶師の一人で、元禄時代に建てられた長屋門はお茶師屋敷の特徴をよく伝えています。
平等院表参道
平等院表参道
宇治橋から平等院へ続く表参道は、宇治茶を商う老舗が軒を連ね、お茶の香りが人の心を和ませます。2001年(平成13)に環境省から「かおり風景100選」に認定されています。