宇治市の概要
宇治市の概要
千年の時を超えて流れる宇治川を中心とした美しい景観と、1994年12月にユネスコの世界遺産に登録された「宇治上神社」・「平等院」をはじめとする豊かな歴史・文化資源に恵まれた宇治は、ある時は戦乱の舞台として、また別の時代には文化の中心として、常に日本の歴史とともに歩み、発展を続けてきました。
そして、古くは「日本書紀」や「万葉集」にもかかれ、世界で最も古い長編恋愛小説『源氏物語』宇治十帖の舞台にもなっています。
源氏物語に関連のある社寺だけでなく、禅宗・黄檗宗の大本山である萬福寺や西国三十三ヶ所の十番札所である三室戸寺など各時代を代表する数多くの歴史的、文化的遺産がそれぞれの時代の息吹を今に伝えてくれます。
また、高級茶の代名詞ともなっている「宇治茶」の産地としても有名で、全国的にも珍しい市営の茶室「対鳳庵」があります。
宇治川沿いの景色のいいところにあり、伝統的な茶室で本格的なお点前で出される本場の宇治茶を味わってください。
観光情報
宇治茶
市営茶室対鳳庵
源氏物語と宇治
鵜飼(7月~9月)
宇治川の鵜飼は古くから親しまれ、「蜻蛉日記」などにも登場しています。川面に篝火が映え、鵜匠と鵜が一体となって繰り広げる演技は見事です。県まつり(6月5日~6日未明)
県神社の祭りで、深夜に沿道の灯火を全て消して暗闇の中で梵天渡御が行われることから、 別名「暗夜の奇祭」とも呼ばれています。また、5日の昼頃から沿道に露店が並び、 この日を楽しみにしている子供達などたくさんの人出で賑わいをみせます。茶まつり(10月第一日曜日)
栄西禅師、明恵上人、千利休の3人の茶祖の遺徳をしのび、宇治橋周辺で行われる祭りです。宇治橋三の間からの「名水汲み上げの儀」から始まり興聖寺での「茶壷口切りの儀」などが行われます。